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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2008年06月30日

ユーロの歌

EURO2008がスペインの優勝で幕を閉じた。
スペイン代表は歴史的、民族的に大きく3つに分れ、それぞれに対抗意識が強くその為に実力はありながら決してチームとして1つになれず世界的な大会で勝てないと言われていたのに・・予想外。



さて、そのピッチ内以上に注目したのがピッチ外。
フットボールと言うの物はピッチ内の試合と、それを取り巻く観客が一体となって構成するイベント。っと言う訳でその取り巻いた側の話を。







この曲・・Ohne England Fahren Wir zur Em(イングランドのいないユーロへ行こう)と言う意味の曲。 *今年のユーロにイングランドは予選で負けて不出場。
ちなみに2002年のワールドカップにオランダが予選敗退して出場できない時は
Ohne Holland Fahr'N Wir zur Wm(オランダのいないワールドカップへ行こう)という意味の曲もリリースされている。



アルゼンチンの「ボカ」のサポーターはどのチーム相手でも基本的に勝ち試合のラスト近くになるとライバルの「リーベル」を馬鹿にする歌を歌う。
イングランドの「スパーズ」のサポーターは敵地で敗れたライバルチーム「アーセナル」が負けた時、自分らの順位にはまったく関係ないのに





こんな歌を歌う。歌詞の内容は「お前らのシーズン終了!」。



これらの歌で題材にされる相手全てに共通するのは
「負けたチーム、馬鹿にされたチームが強く、伝統があり、そして必ず次がある事」



要するにオランダやイングランドはワールドカップに出られなくてもフットボール人気が低下する事はないし、リーベルやアーセナルは潰れない。
そして、次の戦いの時には自分らが逆にやられるかもしれない。



「次」がちゃんとある事を、やる方も、やられる方も判ってる。
だからこそ成り立つ文化であって、「次」がないかもしれない中では洒落にならない。
例えば今年の地域決勝で「松本の来ない地域決勝へ行こう」と言うのもは洒落になってない。逆に言えば、こういう「からかい」や「鼓舞」が平然と行われるようになれば、そのクラブには「次」までキチンと持つと認識されたと言えるんではないかと。



敗戦をからかわれる程に高みへ行きたいものだ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:41Comments(0)応援とか