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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2007年11月08日

サッカーの敵

マジでもう許せん!

沖縄タイムスより ~かりゆしFC給与ゼロ 来季 全選手に提示~



「サッカーの九州リーグに属する沖縄かりゆしFCが、所属する全選手に来シーズンの給与をゼロ提示としたことが7日、分かった。與那嶺茂社長は本紙の取材に対し「チームは存続させていきたい。スポンサーともっと話し合っていく」と述べた。一方、選手からは「残る人はいないだろう」との声が出ている。」

母体の経費削減がその理由で3年はJFLも目指さないらしい。

かりゆしFCというチームのサポーターじゃない。別に直の知り合いもいない。
でも、もういい加減にこれは許せん!何度目だ!!!!
現場を、応援してくれている者を裏切るのは何度目だ!!!!


真のサッカーの敵と言うのは、
旧態依然とした体質であり、旧時代の価値観を押し付ける事だ!
と思っている。この件はまさにこの典型だ!!!
サッカーというジャンルを心の底から生きがいにしている人間としてどうしてももう黙ってられん。



かりゆしを最も身近で見ていた人から直接聞いた話だ。

ある人が沖縄にリゾートで来て、かりゆしホテルに滞在した。
そしてその人物の取り巻きと、かりゆしホテルの関係者が接触しサッカーチームを作る事になった。設立理由はかなりアレなので書かない。

そしてかりゆしFCは快進撃を重ねる。
俺がKYUを始めて見たのもこの頃。カリオカを生で見たかったから。
しかし、公式、非公式問わず無敗を誇り、KYUの他チームをして「かりゆしに勝てる気が僅かもしない」と言わせたチームは地域決勝で初めてのPK負け。そして昇格失敗を繰り返す。
そして、当初の話と違う状況に不満を感じた「かりゆし」がカリオカと絶縁。
選手スタッフ総とっかえになった。新監督に就任した加藤久は周囲から
「全選手退団とか普通じゃ考えられない、何かあるぞ、やめとけ」
と言われたが、沖縄のサッカーをやっている子供に上を目指せる環境の為にと引き受け、結果を出し続けた。
しかし、5年契約の2年目でイキナリ、かりゆしがスポンサーを撤退。
加藤氏はこの報道を新聞を通じて知るという状況だった。

それでも、加藤氏は必死に戦い、KYU2位、全社優勝を成し遂げる。
この頃の写真は沖縄のスポーツバー「カンプノウ」で今も飾られていて、そこに写る選手やサポーターの顔は、先日の07シーズン最終戦の俺らと同じ顔をしている。
加藤氏はかりゆし退団後も「ヴィクサーレ」というユースチームを作り、ヴィクサーレは今も素晴らしい活躍をしている。



かりゆしFCは05年にかりゆしと取引のある会社、子会社のサポートを受けてシーズンに臨み、06年は再び「かりゆしが本腰入れるかもよ」っという程度までサポート体制が整いはじめていた。07年の後半の好調は偶然ではない。

そして、今回のコレだ・・・。



Jリーグが出来た頃に「企業チーム」と「大学サッカー」を邪魔者のように見て蔑視する傾向があった。しかし、その後、サポーターも成熟し大学サッカーの活躍、企業チームの意義が見直され、今時本気で「企業チーム」や「大学サッカー」を軽視、蔑視してるサポーターはいない。特段の意図や演出がない限り、表面上はともかく、どのサポーターもちゃんと意義は判っている。
(逆にJを目指すチームをミーハーだとか、ビジネスだとか、ギャンブルといって最初から毛嫌いする人の方が目につくくらい)

でも、このかりゆしのやり方は古い「かりゆしグループの為のスポーツ部」的思考だ。
元来、かりゆしFCというチーム名の時も「特定企業名は好ましくない」と言われたのを強引に「これは沖縄の方言です」と強弁して押し通したものだ。



かりゆしの選手を知る人から言われた事がある。
「選手達は本当にサッカーが好きな奴なんだよ。イメージがあんまり良くないチームにサッカーに打ち込める環境だからって全国からやってくる。」
その選手達のシーズン通しての苦労に対する報いがこれか?

母体企業は大事だろう。かりゆしにはかりゆしの言い分があるだろう。
だが、気まぐれに選手や沖縄が振り回されているようにしか見えない。かりゆしを離脱した初期メンバーで構成された琉球は資金で今ギリギリの戦いをしている。一部選手は無給で戦っている。でも、それは周囲のサポートがあるから、希望があるから、今は無給でも頑張れる。
そのサポートを裏切ってきた、選手を裏切ってきた、かりゆしFCはどこに行くのか?っと思う。



かりゆしFCを必死に応援してきた人が05年のKYUリーグ公式戦での
「海邦銀行vsかりゆしFC」の試合の最中、「かりゆしにホームは無い!」と叫んでいた。
その人にどんな経験をさせたら、こんな言葉を叫ぶのか・・。

もうかりゆしグループはサッカーに関わらないでくれ!



無論、かりゆしについての話は殆どが伝聞です。
ただ、話してくれた人は嘘をつかない人です。
そして、俺も余りに深い所までは突っ込まなかったし、知らない事もあるでしょう。
知っていてもあえて書かなかった事もあります。
書いてある事に対して文句がある人もいるでしょう。
事実誤認があれば大々的に謝罪して訂正をします。
でも、俺の主張の根っこは変らないかと思います。
かりゆしグループが大勢の沖縄のサッカーを愛し、育てようとした人に消えない傷を負わせたのは間違いないのですから。
1度の傷なら許します。2度目の傷も俺らがやられた訳じゃないから良いです。
でも、もう3度目だから・・。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 13:45Comments(3)その他フットボール