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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2007年08月02日

審判問題

審判やら運営について何か書くと鬼の首を取ったように「審判批判だ!」とか「責任を審判に押し付けてる」とかのたまう輩がいるのだが・・別にサービス業やってる訳でもないし、審判に養ってもらってる訳でもないのでおかしいと感じた事はおかしいと叫ぶ。
選手や監督が審判に異議を唱えれば退場や退席等もある訳だからやむなく従うという事もあるだろうが・・こっちは関係無い。



事あるごとに言ってるように
「俺は俺のしたい事を俺が正しいと思うやり方でやってるだけ」であって、
それを人に強制した事はないし、別のやり方があるであろう事は認めている。
正しいと信じる事をやって意見が衝突した時には状況に応じて幾らでも話し合いや議論もするし、スルーもする。俺が正しいと思ってる事を周囲全てが間違っている言われて、その結果何らかの処分が下され、それに俺が納得すれば従うだけ。
だから、審判についても言わせて貰う。



まずは簡単な説明。
現在の審判は大きく4段階に分かれている。

市リーグの審判を行う4級審判。
3時間程度の講習と2時間程度の実技、筆記試験(まれに体力テスト)で取得出来る。



県リーグを裁く3級審判。
4級取得後一定以上の実績に講習会、筆記試験、体力測定、実技で取得。



地域リーグ(九州リーグ等)を裁く2級審判。
3級取得後一定以上の実績に講習会で取得。



そしてJFLやらJを裁く1級審判。
2級審判の中から9地域あわせて十数名が推薦され1年がかりでテストされ合格した者が取得。



07年時点で1級取得者は122名。
その多くが関東、関西に集中しており、40代が多く30代は少ない。
2級審判は実際に取得後審判活動を行っている人間の割合は3割ちょい。



審判は深刻な人手不足である事はこれだけでも充分に判ると思うし、最近、つとに審判問題が叫ばれているがこういった人手不足もあって、競技レベルに審判の判定レベルが追いついていないのが現状。地域リーグにJリーガーが多く流れてきてレベルは明らかに上がった。その為に局面のスピードに追いつけず審判自身テンパってカードを乱発。

Jでの誤審ばかりが注目を集めているが、下のカテゴリはもっと酷い。
例えば6月に行われたJFLのTDK対栃木戦の某主審は
レッドカードを出す相手を間違える、出したカード枚数は8枚。退場者は3人。
試合後、選手同士は握手、審判とは両チームの選手共に誰一人握手無し。

そしてこんな審判を見て古株を呼ばれるサポーターは「このカテゴリではままある事」ともう割り切ってというより諦めきって呟く。
それどころか「このレベルでは悪いほうじゃなかった」とまるで不幸自慢や病気自慢をするように意味不明に偉そうに語る人までいる。
逆じゃ?
間違ってる物を間違ってると言い続けない方がおかしくない?



こういった意味不明な反応が多い最大の理由が
「ミスジャッジに対して抗議しても、こちらが正しくても決して得しない」という今のシステムがあるんだと思う。



得しないのにあえて審判に何か言う事は無駄で逆に損をしてしまう・・。
このシステムの為に審判に対して物言わぬ観客になってしまっている事がファンやサポーターとして恥ずべき事ではなかろうか??



俺は審判にブーイングもする。文句も言う。
でも、審判が的確なジャッジを下したら必ず「ナイスジャッジ!」と声をかけている。
線審に対してもキチンと見ていたら「良く見てた!良いぞ」と声をかけている。
こういった声をかける事、ミスに対して大きく声をあげる事が出来なければ審判との間に信頼関係は築けないんじゃなかろうか?



審判の数が少ないとか、審判レベル以上に、審判は絶対と言う言葉を縦に声をあげる事すら止めてしまう今の雰囲気が審判問題の根幹にあると思う。
だから声は常に上げ続ける。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:11Comments(0)その他フットボール