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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2011年06月11日

2011年、長崎高総体のはなし

さて、さて、高総体も終わった。



ツラツラ~っと振り返ってみる。



まず1回戦。
波佐見-口加は波佐見が初戦敗退する番狂わせ。口加は波佐見戦に限ってはシンプルで早く攻める意識が統一されていて好チームだった。波佐見は最後までリズムが合わない感じだった。冬の巻き返しに期待したい。後は総じて順当な感じ。



2回戦
シード校が順当に勝ち上がる中・・海星の10-0発進も凄いのだが、南山-西彼農業のスコア24-0はやはり嫌でも目につく。南山は力があるし、若いだけに勢いに乗ると手がつけられないようだ。総じて、シード校やノーシードながら鎮西のような実力校はやはり一歩抜きんでてる感じ。



3回戦
実力校同士の試合が増え接線に!
総附は北陽台に2-0勝利。海星は長崎南に1-0勝利。工業-明誠は逆転の応酬で工業が勝利。島工-長崎北は長崎北!日大-諫商の好カードは接戦の末に日大が逆転勝ち。島商-島原は大接戦の末に島高が勝ち抜け。鎮西-瓊浦も延長までもつれこんでの瓊浦勝利。そして・・国見-南山の注目カードは南山が逆転で勝利。本命の一角、国見が3回戦で破れる!



準々決勝
勝った方が優勝の本命にぐっと近づく総附-日大は、延長の末に日大が2-1!今年発表された長崎国体へ向けた強化指定校3校に日大は漏れた。近年、申し分ない実績をあげながら、昨年苦戦。そして今年の新人戦で一気に強豪に躍り出た総附が強化指定校入り。日大の意地みたいなものがあったのかなっと考えたりする。



島原-瓊浦は0-0からのPKで島原。島原勢の意地で4強の一角を守りきる。そして国見撃破の余勢をかって一気に駆け上がりたい南山は長崎北に0-1で敗戦。自慢の攻撃陣も寺田率いる北高守備に抑えられた・・。国見撃破の余韻みたいなのもあったのかもしれない。工業-海星は海星が貫禄の3-0。



準決勝は日大-島原が4-0で日大が大勝。海星-長崎北が3-1で海星!
海星は前評判通り、日大は強豪ながら1回戦から意地の勝ち上がり。だが、決勝は海星が4-1で日大を弾き返し優勝。



海星、日大のインターハイでの活躍を祈りたい。県選手権での活躍も期待したい。



南山は爆発力が予想以上で南山としては5~6年ぶりくらいに長崎トップ争いをするチームだと思う。先が楽しみだ。海星は安定している。例年通り綺麗につなぐ好チームで、どんなチームが相手でもそこそこ戦える実力のチームだと思う。総附は本当によく走る。玉際の強さは県内1かもしれない。攻撃力という意味では南山、パスワークなどでは海星に及ばないが・・これだけ走れられるとかなり手ごわい。日大は元々力のある選手が揃いながら個々最近は苦しんでいたが久々に意地を爆発させた。



ちなみに・・これで長崎県選手権の高校代表も海星に決まった。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 11:41Comments(5)高校・ユース

2010年06月08日

6日の高総体サッカー2回戦

毎日あれやこれやが忙しく中々ブログやらに時間をかけれないのだが・・今日は6日に行われた高総体2回戦を見た感想などを。



朝からどの会場にしようかを考える。平成町の日大-瓊浦にかなり惹かれたが、鎮西と海星が激突するのが見たくて・・遊学へ行く。



遊学での第1戦は「国見vs鹿町」



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国見は中盤から前の圧力はこの年代の長崎ではやはり抜けているかなと。
戦術的には新人戦の頃より安定していたけど途上という感じ。ただ、前半で勝負が決まった後半にかなりダレてしまったのが残念。単純に個人だけで戦っていた。鹿町が気持ちを切らさずに徹底カウンターに徹していたら1点は返せたと思う。
正直、力の差が大きかったので選手個々は何とも言えない。
鹿町は本当は丁寧なサッカーのチームなのだろうなと思った。

その後、海星-鎮西

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海星が4-2-2-2。鎮西が4-2-3-1気味の4-2-2-2。



前半は鎮西がプレス早めのハーフカウンター気味な形でよく攻める。サイドを広く使うのも徹底していた。ただ気になったのはサイドが深くまで切れ込まない事。ペナルティエリアの所までくると中央にすぐ折り返して弾き返されてたし、サイドの深い位置を狙える所に味方が走りこんでも使えないでいたのが気になった。海星は鎮西のサイドに押されてカウンター気味に中央突破しか出来なかった。

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後半は海星が対策を打ってきた。
サイドを使う意識を立ち上がりに見せ攻める。鎮西は動きが落ちてきた事もあって逆にサイドが段々狭まっていく。前半と逆にサイドを海星、中央からの鎮西の形。戦術的にはサイド攻撃は中央突破に対してより優位だ。当然、海星ペースになり、海星が先制。

この後、海星が退場者を出して鎮西が攻める時間は増えるのだが・・この時点の動きで勝敗が大きく別れたと思う。
1点リード、1人少ないという状況のお陰で海星は「逃げ切り」と意思統一が出来た。海星は前線にFWを1人残す。
これに対して鎮西は数的優位を生かせなかった。前線へ残ったFW1人にCB2人がマークについたからだ。確かに11対11のセオリーならそれで良い。だが、10人対11人でリードされて、残り時間少ないなら残すCBは1人で良かったと思う。

海星はフィールドプレーヤー10人。前線にFW1人残すので守備は9人。
鎮西はフィールドプレーヤー11人。海星FW1人に2人のCBなので攻撃は9人。
9人対9人。数的優位はない。

この場合、CB1人をマークにつけて、もう1人はやや中盤の位置にいたボランチにケアさせるやり方が1番効率良かったと思う。



この辺の駆け引きというかFWまで後に下げなかったのはやはり海星がプリンス2部含めて積んできた経験値なんだろうと思う。鎮西はその僅かな差で敗れたんじゃないだろうか?でも、これで鎮西は本当に経験を積めたと思う。
この試合のレベルは2回戦レベルではなかった。選手権の頃には差は縮まりそうだ。
良い試合だった。



その後、国見高校へ移動し

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諫早ー西海を少し見て帰宅した。

1回戦で総附をPKで辛くも下した諫早だが、そのまま今日は海星もやぶっていた。日大-南山も大接戦。去年より更に混戦の度合いが強い長崎の高校サッカー界だ。



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:12Comments(0)高校・ユース

2009年02月01日

09高校新人選決勝

今日は高校新人戦の決勝「長崎工業vs国見高校」を見に行く。



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今年の新人戦は天候に恵まれない日が多かったんだけど今日は晴れていて観戦するのも随分と楽だった。



まぁ、試合結果はテレビ中継でもあったので知ってる人も多いだろうけど・・4-0で国見が勝利。国見が随分久しぶりに県内タイトルをゲット。



国見は3-2-3-2。
実際は3バックの前に必ず1人ボランチを置いて、このボランチが効いていた。大会での堅守の軸だったと思う。見方によっては3-1-4-2とも言える布陣だった。FWに2人に中盤前目の3枚の内1枚が上がって攻撃時は3トップに近い形になる。一方の工業は4-2-2-2。でもかなり押し込まれて中々機能しなかった。



今大会の国見はキックオフの時にハーフラインに6名をズラリ横に並べ一気に前線の圧力で押し込んでいく戦い方をやるんだけど、個を出し過ぎと言うか、展開が小さく、更に中央に攻撃が隔たり過ぎる事で自分達で試合を難しくしている印象があった。正直最初の2点は個が良い動きをした判断をした面が大きく、工業を崩しきった感じはなかった。



ところが後半に入って国見が余裕を見せだすと展開も大きくなって、面白いように工業の守備を切り裂く。一方の工業は特に3点目を取られてからは完全に組み立てが荒くなってしまった。工業は生命線である左サイドからの攻撃が後半は見られなくなり、良い所をほとんど出せずに終った感じ。
左サイドの9番を経由した時は良い攻撃が出来ていたのだけど・・

それでも、波乱要素の強い新人戦らしく波はあるけど、勢いのある大会、試合だったなと。2月の九州新人戦も楽しみだ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:06Comments(0)高校・ユース

2009年01月30日

09高校新人選3回戦

思いがけず昼から時間があったので、JRに乗って今日に延期になっていた新人戦の3回戦を見に行く。

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天候は雨でサッカー場は無論、野球広場も歩くと地面から水が染み出てくる程度のピッチ。まぁ、今日の大きなニュースは海星敗退かなっと。
単なるつなぐとか、ゲームを作るって点では海星の方が分は良かったんだけど、鎮西はよく走った。早めにボールを出して周囲もそれにあわせて走って前半にリード。その後はサイドから早く攻めあう展開で見てる方は楽しかったなと。



あと、気になったのは国見がやはり・・。

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始まってすぐは前目の3人と両サイドが一気に押し込んで「圧力半端ないな。」と感心したのも束の間、時間の経過と共に展開出来ない。つなごうとか展開しようって意識はあるし、見ていて楽しいのだけれど、明確な攻め手がまだない感じで一発のパスを狙い過ぎと見えた。パス出した後、パスの行方を見て走らないし・・。
個の力はあってもまだ、新チームなのでまとまりきってないなと。



ちなみに国見のベンチにはウッチーと共に、少し貫禄を増してふっくらした元V・VAREN長崎の選手の堀純がいた。



帰りに諫早駅に向かっていると親切な地元ローカル新聞の紳士が車で拾ってくれて助かりました。小雨交じりの寒空の中で心が暖かく・・そんな人情にそっと、助手席で涙を拭い長崎市へ戻る。そんな金曜日。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:51Comments(2)高校・ユース

2009年01月25日

2008県高校新人戦

昨日から雪に降られている長崎。



今日は県高校新人戦を観に県総へ行く。
県総と言っても陸上競技場ではない。土のサッカー場と野球広場だ。
選手権以外は高校生は1~2回戦程度なら土か野球広場を利用せざる得ない事が多い。
選手権は地区予選があったりするので、高校のサッカー部員の中には3年間一度も芝でプレイした事がない子も多い。これが「サッカー王国」を名乗った長崎県の実情。

それでも、選手らは必死に戦っている。



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ごらんのように雪と小雨のせいでグッチャグチャの田んぼのような中で頑張っとりました。



今日は本来、2回戦の後、そのまま3回戦が行われる予定だったんだけど、余りのピッチの悪さに3回戦は1月30日金曜に延期。



2回戦は群雄割拠時代の長崎に相応しく、
日大が明誠に敗れる波乱があったり、南山vs波佐見は激闘の末波佐見が勝利。
海星も島商と延長までもつれる接戦の末勝利。一方で国見、鎮西は快勝発進。



3回戦のカードは「長崎北vs長崎工業」、「国見vs平戸」「波佐見vs明誠」「鎮西vs海星」。
どのカードもマジで面白そう。特に鎮西vs海星は楽しみ。国見vs平戸も平戸のしっかりとしたまとまりあるチーム力が国見を打ち破らないとは言い切れないって感じっす。



新人戦は試行錯誤のぶつかり合いであるんで番狂わせが醍醐味ですな。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:00Comments(2)高校・ユース

2009年01月11日

第36回ペレ杯1回戦~松山

当初は今日は八代に各県決勝を見に行こうと思っていたのだが・・
昨日、仕事をしている最中に大村航空基地も惜敗してしまったので松山にペレ杯を見に行く。

初耳の人に説明すると・・ペレ杯のペレはご存知サッカーの神様。よく価値がピンと来ない人が多いんだけど、バッタもんの大会ではなく、正真正銘のペレです。長崎市とペレが活躍したサントスFCのあるサントスが姉妹都市を結んだ関係で1974年にペレから寄贈されたペレ杯を記念して小学生やらU-14で行われている大会。

今日、見たのはアシストvs西泊、海星中vs黒崎/江平。
両試合共に、アシスト、海星中の力が高く圧勝。



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かなりの寒さの中でも頑張ってたなぁ。
楽しさ優先のキッズ年代、かなり本式になりつつ個を伸ばす高校年代に挟まれた中学年代で、決まり事と自由のバランスをどう取ってるかを注意して見てみる。

海星中のベンチは上手いと言うかメリハリきいてるなぁっと。
ゲーム中はけっこうガーッって言うんだけど、ハーフタイムとかだと結構穏やかに諭している感じで少し感心する。



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でも、可愛そうなのは・・いつ見てもやはりピッチ。
朝方までの雪もあって結構ピッチ荒れてるのに、特に上画面の赤矢印あたりはグチャグチャで、ボールが止まる所か、マトモに歩くのも難しい状態。
サイドラインから2mという、本来もっともサイドの攻防で重要なエリアが・・

実際、こういった部分がピッチのあちらこちらにあり、そのチームを避けるようにプレイする選手、そのエリアに入ったら出てくるまで双方休戦に近いようになる展開・・

この年代の子供はピッチから外に出る時にピッチに向かって礼をする事が多い。
ただ、物凄く礼の仕方がいい加減な子もいた。それ見て考えた。

ピッチに礼をするのは何故だろう?
運営者を始めとする大会の関係者、ピッチ整備の関係者への謝意のはずだ。
ライン引きや、運営、審判の関係者に愛情は溢れていた。
でも、この日のピッチは謝意を示せる愛情のピッチだったろうか?
長崎市に選手が心から頭を下げられる程に愛情を込めた芝生のピッチは存在するか?

せめて、明日の試合ではぬかるみのない状態で試合してもらいたい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:05Comments(0)高校・ユース

2007年11月21日

トレセン2つ

すっごく乱暴に言うと、日本サッカー協会ってのは若年層からのレベルアップを狙い上手い子をドンドンあつめてキャンプしたりするシステムをやってます。
そのウチの2つが近々あります。



「2007ナショナルトレーニングキャンプU-16」
西日本は11月21日~25日に兵庫で行われ長崎からは海星高校のGK飛石君が参加します。飛石君は中学時代からこういったのの常連ですね。

「2007ナショナルトレセンU-14」
の方も11月21日から25日に熊本の大津で行われます。
長崎からの参加は海星中のFW田中利浩君とこの年代では長崎随一との評価も高い佐世保黒髪FCのMF前川君聖也が参加します。
前川君は是非是非、長崎で大切に育てたい逸材です。
彼が県外のJチームのユースに行くのは損失です。
優秀な子が県外へ流出する流れを止めなければなりません。



逆に県外の子が「長崎でやりたい」「長崎なら安心して打ち込める」っと思えるようにしたいですね。国見がこの役割を大きく担ってきましたたが、長崎のサッカーもそれに対応する為に変ってきています。

広島ユースで長崎生まれの不老君や名古屋ユースで長崎生まれの三浦君が活躍するのを聞くたびに嬉しい反面、悔しいとも思いますしね。ユース戦国時代に入って欲しいものです。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:52Comments(2)高校・ユース

2007年11月18日

準決勝の様子

っという訳で今日は高校選手権の準決勝に顔出してました。



たまには・・とメインの後ろに背もたれのある所で試合を見ました。
電光掲示板が壊れてるのか使用せず、何ともな感じでしたがここも国体の開会式次第で改修になるので、ギリギリやなぁっと。



第1試合の南山vs島商。

Vs1

ゴール前まで鋭く迫るもシュートにいけない(いかない)島商と、ゴール前まで迫れないながらもシュートで終ろうとする南山。
島商はとにかく5番の酒井君が小柄ながら、南山の攻撃を次々に潰していきます。
逆に危なかったのは酒井君が後手に回った時で、南山はその少ないチャンスを決めたい所だったろうなっと。
後半に入って、島商の14番中村中心に左サイドからガンガン攻めてFKから頭であわせて得点すると、もうここからは、島商ペース。
南山も何度かカウンターでチャンスは作りますが決めきれず1-0で島商の勝利。



Vs2





第2試合は日大と鎮西。
個の力で思ったより差がありました。
開始からジリジリと日大が押していき、後半はもう一方的な日大ペース。
鎮西は鶴丸を中心に何とかしようとしますが、チーム全体の動きが重く日大の前に封じられます。一気に押し切った日大が完勝で決勝進出。

Vs2_2



正直、今日の4チームの出来では日大が頭一つ抜けている感じがしました。
島商はとにかく、この日は酒井デーでした。
鎮西、南山といった体を張った粘りのチームを振り切った島商と日大の試合。
決勝を楽しみにしたいものです。



Photo



Photo_2



試合後に3位表彰を受けた鎮西、南山の両チーム。お疲れさまでした。



途中でバックスタンドからメインの俺の所まで移動して「あたたか~い」のコーヒーを持ってきた若手の心の温かさに「生きるって良いな」と思った日曜でした。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:58Comments(0)高校・ユース

2007年09月13日

ユースの話

・不老祐介 FW 長崎ドリーム-広島ユース
・安武亮 MF 長崎ドリーム-広島ユース
・三浦俊希 FW 長崎レインボー-名古屋ユース
・水頭廉 MF キックスFC-広島ユース
・古本俊嗣 FW 長崎ドリーム-神戸ユース
・木口和也 FW 奥浦SC-大分ユース



ざっと思い出しただけでもこれだけの高校年代の選手が県外ユースへ流れている。
名古屋で活躍する吉田麻也は長崎県出身だが、名古屋Jrユース-名古屋ユースへと進みトップチームへ進んだ。彼の中で長崎は決して小さくないだろうが、それまでの人生の大事な時を過ごした名古屋への思いの方が強いであろう事は容易に予想つく。



大分の梅崎のインタビューを読むと出身地長崎への想いより大分への想いが強いのがよくわかる。大久保嘉人はオフになると普通に国見に「帰ってくる」。
渉と逢ってたとか、八戸と遊んでたとかの話はしょっちゅう入る。
嫁さんの実家があるとかもあるだろうけど、やっぱり嘉人は長崎への思いいれが強いんだと思う。



同じように長崎には渉や武男さんみたいに郷里と同様、時にはそれ以上に思い入れを持つ選手に恵まれている訳だけど、同時に梅崎やら吉田、そして上に上げた選手達を手許から離してしまっている事も忘れちゃいけないよね。



ユース組織を疎かにするクラブで成功したクラブは一つもない。
バルサのカンテラ出身選手を見ればいかにユース組織の充実が最強の強化・地域密着策かは言うまでもないよね。

例えば・・静岡は昔「金曜トレセン」って独自のシステムがあった。
各中学・高校の指導者・選手が金曜に集まり皆で選手を見るってシステム。
この高校の指導者が中学生を6年見てるとか、選手情報の交換とか、選手側からは監督の雰囲気を知る事出来たりした。
確か、裕哉が中学くらいまで残ってたんじゃないかな?この制度。
こういった地域ぐるみの擬似ユースシステムがサッカー王国を支えていた。
一時、この金曜トレセン無くなったけど、今は復活してる、「清水スペシャルトレーニング」とか言う名で。



重工は近隣の学校の子やら県リーグの子を見てるよ。
重工の平田は去年は今、県リーグ3部のスポーツクラブ2000にいたんじゃなかった?
遅れを取ってちゃいかんでしょ。

早く、俺にユースを見る楽しみを与えてくれ!^^

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 04:00Comments(9)高校・ユース

2006年01月09日

野洲

いや~
7日にあれだけ書いた手前「バックれようか・・」と思いました。

強かったわ、野洲。
なるほどよくパス回して見た目綺麗なサッカーでした。
局面では個人技で勝負するあたり面白かったです。
勢いに乗ったのと、山本監督が選手によく自信つけさせてた。

鹿実は決定力がなぁ・・出場停止も響いた。
でも強かった。あの前に出てくる圧力はさすが・・。
それ相手にあんな試合できた野洲もお見事。
これ俺の中で処理しにくいなぁ。
まぁ、1回目なんで無理やり「流れ」として処理します。

しかし、野洲はこれから追われる側。
これまでと微妙に指導の仕方が変わらないと・・。
これ上手く対処できれば小沼先生・小嶺先生レベルでしょうね。

あと・・個人的に今回の試合面白かったのは
個性と個性がぶつかったからだと思いました。
鹿実のサッカーと野洲のサッカー。
それぞれちゃんと個性を出してたから面白かった。
世の指導者は綺麗な言葉でサッカーを誤魔化さずちゃんと個性を持たせて欲しいな・・と。



野洲の山本監督がサッカー経験無しでここまで来た事は興味深いです。何でも元は日体大のレスリング部で交換留学生でドイツ行ってサッカーに魅せられ指導者の道に入ったとか。

この経緯には夢広がりますね。
元Jや元名選手でなければ監督が駄目っていうのではなく、色んな世界から監督が出てきてJや代表の監督まで行ったら面白い。

元アズーリ監督でミランでスペクタクル旋風を巻き起こしたサツキはプロ経験無しで少年チームの監督から出発し結果を出してアズーリまで登りつめました。

こういう風に一番下からでも上がっていけるシステムが指導者にもあるべきだと思うし、それを考えると野洲の山本監督みて「俺も」と思う未経験指導者が増えても面白いと思います。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:57高校・ユース

2006年01月07日

鹿実と野洲

高校サッカー決勝戦のカードは
鹿実と野洲。

野洲は3年ぶり2度目の出場での決勝進出。
新聞読むとやれ、「組織的だ。つなぐサッカーだ!」と
言われてますが、実際には3位に入った国体の県選抜に11人も
選ばれている個人の力も高いチームです。
同県には草津東という強豪もいた事を考えると11人が選ばれるってのは相当技術が高い証明でしょう。
私見では世間での評価とか評判には言いたい事もありますが、良いチームなのは間違いないです。大会前から台風の目候補でしたしね。

一方の鹿実は国見と同じくガツガツした強さが目立ちます。
個人的には国見と同じ匂いがする鹿実大好きです。
小嶺先生と松澤さんは同志であり、ライバルですね。
今年のチームは、国見の三冠を成し遂げたチームと似た匂いします。ある意味でその学校のサッカーの完成形だなと。
見ていてホント強いと思います。

そのせいで世間は野洲贔屓なんですけどね。
野洲の「組織的とかつなぐとか言われているらしいサッカー」が今の鹿実をブチ破ったら私の中で価値観や基準が混乱する事件になるんですけど・・少なくとも私の中では鹿実が負ける事はないです。

でも、野洲は創部11年で良いチーム作ったなぁ、これから楽しみだ。ユースやら指導者の世代交代でこれから10年位の高校サッカーは大乱世になります。面白い時代です。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:20Comments(0)高校・ユース

2005年11月13日

下と同じタイトルで  日大寄り和え

下の日記の続きです。^^

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、日大の高校3冠の夢もインターハイ敗退後に誓った全国への雪辱も夢と消えた。

今年は王者として迎えた選手権予選だった。
新人戦・インターハイを制し、予選もここまで3試合で15得点無失点。磐石と言える体制を整えて挑んだ選手権。
あえて不安要素を探すとすれば13年ぶりの決勝進出という大舞台での経験の少なさ。

試合立ち上がりから運動量で遅れを取る。
今選手権初の失点はわずか6分オウンゴール。
この失点で浮き足立った日大イレブンは本来の自分達のサッカーを見失った。流れるようなポジションチェンジは影を潜め、前線へ送ったボールは国見のマンマークの前に弾き返される。完全に後手に回った日大には修正するだけの経験がまだ足りなかったとも言えるかもしれない。
後半に入りようやく自分達のサッカーを実践出切るようになった時にはスコアは0-4を示していた。

大会前に今西主将の言葉は「自分たちは挑戦者」。
力を出し切れぬまま全国の道は閉ざされてしまったが、表彰式終了後、挨拶に来た最強の挑戦者をバックスタンドの応援者達は校歌で迎えた。また明日から日大サッカー部の挑戦が始まる。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:58Comments(0)高校・ユース

2005年11月13日

選手権決勝 日大-国見 長崎新聞風国見寄り

前半18分、日大ゴール前で国見高校のFW中筋は右足を振りぬいた。
このシュートが日大の県高校三冠を事実上打ち砕く決定打となる。

最多19回の高校選手権出場を誇る国見高校。
県内に止まらず全国に知られる青と黄色の王者も今年は苦しんだ。
新人戦、インターハイで遅れをとり国見主体で臨んだ国体少年の部でも九州プリンスリーグでもJのユースチームに敗れ「国見の時代は終わった」そう噂する人もいた。

今年の国見は飛びぬけたエースがいない。
そういった意味では過去のチームに比べれば力強さには欠けると言えるだろう。決勝までの道も決して平坦ではない。
しかし各ポジションにしっかりとした地力のある選手を配し、勝ち上がるにつれてチームバランスは着実に安定していった。

この日は試合開始から積極的に動き回り、運動量で日大の出足をくじく。前半6分にオウンゴールで先制点を奪うと18分には中筋が2点目、その1分後にはPKから3点目を奪った。

主将の中川が右サイドから早めにボールを入れる事でここまで無失点の日大DF陣をゴール前に釘付けにし、DF江島は日大のFW坂本を押さえ込んで前線にクサビを作らせなかった。

後半、建て直してきた日大の攻撃陣に付入る隙を与えずに国見は余裕を持ったまま全国への切符を手に入れた。

全国制覇を狙うには課題も多い。
しかし勝負強さに欠けると言われたチームは最も厳しい試合で抜群の力強さを見せた。

前人未到の20年連続出場は連続出場としては史上最多。
6度の全国制覇は名門帝京高校と並んで戦後最多タイ。
単独最多記録となる7度目の優勝へ向かって国見はようやくスタート地点へと立った。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:30Comments(0)高校・ユース